蝉の話といえば、
南国少年パプワくんの蝉のエンドウくんを思い出します。
蝉の幼虫だったエンドウくんが、
努力して成虫になろうとするんだけど、
シンタローさんが途中、
「成虫になってすぐ死んでしまうとわかっているのなら、
このままでもいいのでは?」
みたいなことを聞いて、
エンドウくんは
「それでも大人になりたい」
ってきっぱり答えるシーンが良かったです。
結局、エンドウくんは成虫へと変体することができるのですが、
ラストは数週間後に彼の亡骸を見つける
という少し悲しい終わり方でした。
変な生物がしゃべるパプワワールドならではの
エピソードで、柴田作品でとくに好きなお話でした。
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