少佐時代(ガルクル)
「もう頭にくる!!」
クルルズラボ製の高機能携帯電話をリノリウム製の床にたたきつける。
それだけでおさまらず、
手元に次元転送で愛用のベレッタM92(ジョン・マクレーンに影響されて
地球から個人輸入した旧式ガン)を取り寄せ、
床の携帯を狙い打った。
ラボに銃声が響いたあと、
「また、振られたんですか?」
無残な状態の携帯を眺めてそう言うと、
「振られてない!!」
「あんなバカ、こっちから願い下げだぜ」
クルルがそう言って携帯を破壊したのは
今年に入ってもう3回目になる。
類まれな頭脳で、若くして少佐になったクルルは
有力者があつまるパーティーや会合で見つけた、
気の合う相手と
恋愛をゲームのように楽しんでいた。
しかし珍しく、ここ3戦続けて振られている。
「どうせ、研究に夢中でデートの約束をすっぽかした
少佐のせいです」
「1回や2回、デートをすっぽかしたぐらいで、怒るか普通?」
「普通の人は怒りますよ」
クルルは納得していないようだったが、
少し落ち着きを取り戻したようだった。
「いつまでもフラフラしてないで、
そろそろコレという人物に絞ったらどうですか?」
「この俺サマに相応しい相手は宇宙中探してもいないぜ」
案外、運命の相手というのは近くにいると思うのですが…。
そう伝えてみようかと考えたが、まだ時期尚早な気がしてやめる。
かつて少佐が交際していたサッカー選手に有名バンドのボーカル、俳優に、モデル、
といった豪華な面々を思い浮かべながら、
見栄えのいいだけの恋人に飽きて、
早く少佐がこちらを振り向いてくれればいいのにと思った。
急に遊び人なクルルが書きたくて、書いてみた。
基本はガル→クルです。
「もう頭にくる!!」
クルルズラボ製の高機能携帯電話をリノリウム製の床にたたきつける。
それだけでおさまらず、
手元に次元転送で愛用のベレッタM92(ジョン・マクレーンに影響されて
地球から個人輸入した旧式ガン)を取り寄せ、
床の携帯を狙い打った。
ラボに銃声が響いたあと、
「また、振られたんですか?」
無残な状態の携帯を眺めてそう言うと、
「振られてない!!」
「あんなバカ、こっちから願い下げだぜ」
クルルがそう言って携帯を破壊したのは
今年に入ってもう3回目になる。
類まれな頭脳で、若くして少佐になったクルルは
有力者があつまるパーティーや会合で見つけた、
気の合う相手と
恋愛をゲームのように楽しんでいた。
しかし珍しく、ここ3戦続けて振られている。
「どうせ、研究に夢中でデートの約束をすっぽかした
少佐のせいです」
「1回や2回、デートをすっぽかしたぐらいで、怒るか普通?」
「普通の人は怒りますよ」
クルルは納得していないようだったが、
少し落ち着きを取り戻したようだった。
「いつまでもフラフラしてないで、
そろそろコレという人物に絞ったらどうですか?」
「この俺サマに相応しい相手は宇宙中探してもいないぜ」
案外、運命の相手というのは近くにいると思うのですが…。
そう伝えてみようかと考えたが、まだ時期尚早な気がしてやめる。
かつて少佐が交際していたサッカー選手に有名バンドのボーカル、俳優に、モデル、
といった豪華な面々を思い浮かべながら、
見栄えのいいだけの恋人に飽きて、
早く少佐がこちらを振り向いてくれればいいのにと思った。
急に遊び人なクルルが書きたくて、書いてみた。
基本はガル→クルです。